皆さんこんにちは、もちもちです‼︎
今回は、FIRE達成を目指している方なら知っておきたい4%ルールについてお伝えしていきたいと思います。
突然ですが皆さんの中で、「FIRE達成後お金はどこから使えば良いの?」と不安に思った方はいませんか?
実は私自身もよく理解していなかったのですが、この4%ルールを理解することで、FIRE達成後に生活費などをどのように捻出していけば良いのかを知ることができました。
そこで、4%ルールを知り、将来の不安を払拭できるように具体例を交えながらお伝えしていきたいと思います‼︎
4%ルールとは?
4%ルールとは、年間支出の25倍の資産を築けば、年利4%の運用益で生活費を補える、という考え方です。
この4%ルールがどこから誕生したかと言うと、トリニティスタディという研究理論から導く出されました。
トリニティスタディ
4%ルールは、アメリカにあるトリニティ大学の3人の教授が、資産が長期間に枯渇しない取り崩し率を研究し、導き出されたものです‼︎
この理論により4%分を取り崩しても資産は枯渇しないという考え方が広まったのです‼︎
ここで少し、私自身が疑問に思った内容と調べた結果を記載しておきます。
4%という数字はどこから来ているのか?
それは、アメリカ株式の年間成長率7%から、アメリカのインフレ率3%を差し引いたもの‼︎(※インフレ率とは:物価の上昇度合いを表す指標のこと。因みに、インフレとは物やサービスの価値が上昇する現象を指しますので、私はインフレ率(3%)を支出だと捉えています‼︎)
アメリカ株式の年間成長率とは何から読み取れるのか?
それはアメリカの代表的な株価指数である、S&P500から把握出来る。なぜなら、株式市場はその時の国の経済状況を反映しているから。特にS&P500は対象銘柄が多いことから、投資家が市場全体の動きを把握するときに参考にされるため‼︎
年間支出の25倍とはどこから来ているのか?
それは、投資元本(100%)÷支出(4%)の計算が根拠となっている‼︎
ここまでを簡単にまとめておきます。
ここまでをまとめると…
- 4%とは:アメリカ株式の年間成長率7%から、アメリカのインフレ率3%を差し引いたもの
- アメリカ株の年間成長率はS&P500から把握することができる
- 年間支出の25倍とは:投資元本(100%)÷支出(4%)で求められる
- FIREを達成した後は、資産運用額の4%未満を生活費として切り崩していれば資金は枯渇しない
しかし、ここで疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。
それは…
- 30年後までは資産が残っているって言ってたけど、それ以降は貯蓄が無くなるの?
- アメリカのインフレ率を考慮しているけど、日本では活用できるの?
- もし突然大きな出費があったらどうすれば良いの?
これから、それらの疑問についてもお答えしていきたいと思います‼︎
貯蓄額を減らさずにFIREを継続できるの?
FIREのために必要な資産は、投資元本(100%)÷支出(4%)。
年間支出の25倍の資産があればFIREが実現できます‼︎
しかし裏を返せば、25年で生活費が底をついてしまうのではないかと思いますよね?
結果からお伝えすると、4%ルールに則り生活を送ることで、資産は減りません‼︎
そこで、これに対しては例題を使用してご説明したいと思います‼︎
年間支出が250万円掛かる方を例にして見てみましょう‼︎(年利4%で資産運用継続中) 前回の記事でも書きましたが、(サイド)FIRE達成に向けて大切なことは目標金額を設定し、それを把握することです‼︎ その為には、年間支出が現在どの位あるのかを把握した上で、計算式に当てはめます‼︎ (計算方法を知りたい方はこちらからどうぞ‼︎) すると… 250万円×25倍=6250万円 つまり、年間支出が250万円掛かる方は、FIRE達成までにおおよそ6250万円の資金が必要になることがわかります‼︎ そして無事FIREを達成された場合、この6250万円から支出を取り崩していきます。 ここで知っておいて欲しい事が、同時に6250万円を仮に年利4%で運用を行えたとすると… 6250万円×4%=250万円 年間で250万円の運用益を得ることが出来ます‼︎ つまり、年間支出(250万円)と運用益(250万円)が同じ金額となるため、資産は減少しないのです‼︎ (※株価は変動する為、常時年利4%の利益を出すことは難しいと思います。そこで、この後に出てくるFIRE達成後の対策の中で対応をご紹介します。)
これにより、元本を減らす事なく生活を送ることができるのです‼︎
さらに、ただ残っているのではなく、多くのシナリオで資産残高が増えていたと言われています‼︎
日本での4%ルール活用方法
次に、4%ルールを日本で活用するために覚えておきたいことをお伝えしていきたいと思います‼︎
多分皆さんの中には、この4%ルールはアメリカのインフレ率を元に計算がされる為、日本では活用できないんじゃないの?って思われる方もいると思います‼︎
もちろん、アメリカのインフレ率を基に作られていますので、全く同じ結果になる事はありません‼︎
しかし、日本のインフレ率について知り、4%ルールに乗っ取って活用できる方法はあると私は思っています‼︎
先程の説明では、アメリカのインフレ率は3%とお伝えしました‼︎
ご存知の方も多くいらっしゃると思いますが、このインフレ率は国によって違います‼︎
ですので、日本のインフレ率を把握した上で4%ルールを活用していきましょう‼︎
日本のインフレ率は?
それでは、日本のインフレ率に関してお伝えしたいと思います‼︎
国際通貨基金(IMF)によると、日本のインフレ率は2017~2021年にかけては、0.49%、0.99%、0.47%、−0.03%、−0.17%と推移しています。
数字だけではわかりいくいかもしれませんが、これは他の国と比べるとかなり低い数字となっています。
因みに… IMFによると、アメリカのインフレ率は2017〜2021年では2.14%、2.43%、1.81%、1.25%、4.28%と推移しているそうです‼︎
これを見ると日本はかなり低い数字になっていることが分かりますよね‼︎
そして、このインフレ率は私達にとってとても大切な指標なのです‼︎
もしかしたら、インフレ率が低いって事は、物価が高くないから安く買えてラッキーと思ってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、実はそんな簡単なことではないのです‼︎
実は、物価が上昇しないということは企業の売上が伸びないことに繋がります。
それは何を意味しているかというと、私達の給料も上がりにくい状況になっている事を表しています。そしてそれは、景気にも悪影響を及ぼしてしまうのです‼︎
このような理由から、日銀は日本のインフレ率を「2%」と定めていますが、思うように上昇ぜず1%に満たない状況が続いています。
【補足】FIRE達成後の対策
考えないといけない事もあります‼︎
それは、突然の出費や株価の暴落です‼︎
この突然の出来事があった場合にはプランが崩れてしまう可能性があります。
また、この4%の根拠はあくまでも過去のデータから導き出された物です‼︎
そのため、ゆとりを持って目標設定をすることが大切となります。
しかし、それでも多額の出費が出ることもありますよね?
そういう場合はどうすれば良いのか困ってしまうと思います‼︎
では、実際にどのような手段を取れば良いのでしょうか?
それが、こちら‼︎
【対策】
- 2年から5年分の生活費に相当するキャッシュを用意する
- 一時的に働く
- 一時的に生活レベルを下げる
それでは、それぞれ説明していきたいと思います‼︎
2年から5年分の生活費に相当するキャッシュを用意する
もし万が一の時を考えて、キャッシュ(すぐに使う事ができる現金)を用意しておくことをオススメします‼︎
FIRE達成後の突然の出費や株価の大暴落時にはとても極度の不安に襲われる事が予測できます‼︎
しかし、ある程度のキャッシュが手元にあることは安心感を得るだけではなく、株式を無駄に取り崩す事なく運用を続けられます‼︎
せっかくFIREが達成できても、無駄に株を売却してしまえば、その後の運用益も確保できなくなってしまいますからね‼︎
そして、全てが株や債券である場合には、いざという時にすぐに現金に変えるのも難しく、突然の出来事の際には不便ですよね?
なのでキャッシュを用意しておくことをオススメしますが、どうして2年から5年分の生活費に相当するキャッシュが必要なのか?
それは、1980年以降、弱気相場(直近高音から20%下落した相場のこと)は最長でも30ヶ月(2.5年)しか続いていないからです‼︎
もちろん、過去のデータですので、30ヶ月(2.5年)分以上のキャッシュがあれば絶対に大丈夫というわけではありませんが、2年から5年分の生活費をキャッシュとして用意しておくことは複数の面で自分自身に安心感を与えるのではないでしょうか?
一時的に働く
もし突然の出費などが出た場合には、一時的に働くのも一つの手段であると思います‼︎
FIRE達成後にまた働くの?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、突然の出費や株価暴落時に資産を切り崩すよりも今後の生活を考えれば断然良い選択肢だと私は考えます‼︎
もちろん、1日働くのではなく、パートとして週3日程度働くだけで良いでしょう‼︎
そして、必要な資金が貯まれば、またFIRE生活に戻れば良いだけなのです‼︎
自分が働きたい時だけ働いて休みたい時に休めます‼︎このような働き方をサイドFIREと言いますが、私がオススメする働き方です‼︎
一時的に生活レベルを下げる
一時的に支出を減らすのも一つの方法です‼︎
支出を減らすということは、ざっくりいうと生活レベルを下げることによって全体的な支出を減らすことに繋がります‼︎
一時的にでも働きに出たくない方や、支出をさらに抑えるだけでやりくり出来る方にはオススメの方法だと思います‼︎
まとめ
今回お伝えした内容は…
- 4%ルールとは?:年間支出の25倍の資産を築けば、年利4%の運用益で生活費を補えるというインデックス投資の出口戦略の一つ 。
- 貯蓄額を減らさずにFIREを継続できるの?:年利4%で投資を行い、資産を増やしながら生活を送っていくため、元本を減らすことなく生活を送れる。
- 日本での4%ルール活用方法:日本のインフレ率を考えると、アメリカ程のインフレ率を考慮する必要が無いため5%、6%ルールを行うことができるのではないか。
- 【補足】FIRE達成後の対策:突然の出費や株価暴落時のために、①キャッシュの確保(生活費2年から5年分)、②一時的に働く、③一時的に生活レベルを下げる。
今回は、FIRE達成に向けて理解しておきたい「4%ルール」についてお伝えしました‼︎
いかがだったでしょうか?
今回の内容がFIRE・サイドFIREに興味がある方の一助になれば幸いに思います‼︎
今回はこれで以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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